初めて自分で買った小説 ノルウェーの森

私は社会人になってから、初めて自分のお金で小説というものを買いました。当時ちょうど映画化され、気になっていた「ノルウェー森」です。上下巻ともです。

高校のときから実は知っていて、友人からも借りたことがあるのですが、当時の私には性描写が少し強烈で物語が頭に入ってこなかったため避けていました。

改めて大人になった今の視点で読むとどうなんだろうと考え、自分で買ってみました。

一言でいうと面白かったです。高校生当時強烈だった性描写もどこか気持ちがわかったり、少しスパイスとなって頭に入ってきて、村上春樹の文体も僕は好きで結構すいすい読み進めましたが、大きなテーマは「死」だったんだろうな、と思います。これは映画を観た後にも感じましたが、なにも生産的なものを得れる感覚はなく、ただただ「死」の存在、暗い気持ちを感じたのみでした。

ただこの「死」と正反対だからこその性の描写なのかな、とも感じました。両者の間で揺らぐ若者の姿を生々しく綴っているのが本作品ではないかと思います。

私はこの小説な何度も読み返しています。どこかすっきりハッキリしない、後味の良くないところがあるのですがそれこそ「生」の根本だなと感じるからです。気分を上げたい時ではなく、なんか自分の生々しさみたいなものを感じたいときに、この書を手にとってスターバックスなどで読んでいます。

うつ病だったり、精神的にまいっている人にはあまりオススメはしません(笑)希望の持てる本を読みましょう。

自分を感じたい人には是非おすすめです。