NEEDLESS

NEEDLESS」は今井神作の漫画で、ウルトラジャンプにて連載されていました。実は、個人的に思うことなのですがこの作品こそ、今のライトノベルなどで言われているチート系の作品にかなりぴったりな作品なのではないか、と思っています。

何せ、主人公であるアダム・ブレイドというキャラクターが、まさしくチートな能力ととんでもない身体能力や知識などのスペックが高く、とにかく相手をぶちのめしていきますから、この主人公に勝てるやついるのか、と思いながら漫画を読んでいました。作者自身も主人公は主人公らしくない、ラスボスみたいなキャラクターがいいとこのアダム・ブレイドを作ったらしく、その名に恥じない大活躍をしていました。

ただ、商業として漫画を描く上では、仕方なく主人公らしいキャラクターを作り、さらには序盤から敵キャラのパワーインフレに告ぐパワーインフレを起こしていき、とことん強いやつしか出てこないバトル漫画となっていました。

言うのを忘れていましたが、この作品は能力バトル物です。ただ、普通の能力バトル物ではありません。この作品でとにかく優れていると感じていた部分があるのですが、それはギャグと読者の予想を裏切る展開です。まずはギャグについてですが、これはもう百聞は一見にしかずです。非常にノリがよく、90年代や2000年代初頭のジャンプのギャグ漫画をほうふつとさせる理不尽なものから、青年誌らしいエロギャグまで、とにかく幅広く笑えるものを取り揃えています。次の予想を裏切る展開も、まさかこのキャラクターが、こんなところで……と思ったり、このキャラと敵対するのか、なんて驚きが非常にたくさん散りばめられています。もちろん、それは作品に散りばめられた謎がたくさんあったからこそできたことです。

しかも、この作品は作者が中学時代から描き続けたネタであり、同人作品などで続編なんかがあったりする珍しい作品です。なかなか読む機会が無いのですが、この発売されているNEEDLESSを全巻読んだ後には続きを見たくなること間違いなしです。見れないんですけどね。

ただ、一つだけ注意点がありまして、実はこの作品はアニメ化もされていて、当時は連載中でアニメオリジナルの展開を見せていたのですが、そのアニメオリジナルと原作の漫画のラストが若干被ってしまっており、アニメを先に見てからだと最後の方の面白さが半減する恐れがあります。ですので、気になった方は是非、単行本を買って、読んでみてください。